アクセス・お問い合わせ / サイトマップ / 

環境分析化学研究室(上野研)

研究テーマ(現在)

農薬」と「臭い」の化学分析で

農業生産環境に貢献!

 

本研究室では、「環境中の化学物質をはかる技術(環境分析化学)を応用し、社会に貢献すること」を目指しています。

近年、データベースを活用した環境分析手法の開発と応用に取り組んでいます。いくつかの例を紹介します。

 

・データベース自動同定定量システム(AIQS)を活用した約1000物質の一斉分析法の開発と応用

佐賀大学 農学部 環境 上野現代社会では約10万種類の化学物質を利用しているといわれており、環境中にあるそれら化学物質をすべて分析することは不可能です。しかしなんらかの環境問題(自然災害や魚類の異状死など)が発生した場合、なるべく多くの化学物質をスクリーニング分析し、迅速に結果を得ることが重要となります。

そこで本研究では、約1000種類の物質を一斉に定性定量する分析手法である「データベース自動同定・定量システム(AIQS)」を活用したターゲットスクリーニング分析法の開発を進めています。本手法では、あらかじめ化学物質の情報をGC-MSおよびLC-MSのデータベースに登録しておくことで、多種類の化学物質を測定することを可能にします。

佐賀大学 農学部 環境 上野本手法を用い、水環境や土壌環境中の農薬や生活関連物質、震災など自然災害時におけるガレキ置き場の土壌汚染物質などの迅速スクリーニング分析に取り組んでいます。AIQSターゲットスクリーニング分析法の高度化と普及を目指しています。

北九州市立大学の門上教授と共同研究を進めています。

 

 

 

 

・GC-Oおよびデータベース分析を活用した「におい(異臭・悪臭)」の分析に関する研究

佐賀大学 農学部 環境 分析 におい 悪臭

「におい」(匂い・臭い・香り)とは、大気環境中の揮発性物質(VOCs)に対するヒトの反応のひとつといえます。環境中の化学物質をはかる技術を応用し、数10~100物質の混合物であるにおい物質を分離・同定していきます。

また「におい」はヒトの感覚であるため、GC-MSなどの器機分析だけでは検出できないことが多くあります。本研究では、ガスクロマトグラフィーにおい嗅ぎシステム(GC-O)と各種データベース分析の技術を活用し、「化学分析の技術」と「ヒトの感覚」を融合させることでにおい物質の解析に取り組みます。

佐賀大学 農学部 環境 分析 におい 臭い 悪臭

たとえば、食品からの異臭の特定、生産環境における悪臭の原因解明、匂い物質を指標とした作物病害の早期発見技術など、環境中の化学物質である「におい」がヒトに与える好ましい影響(匂い・香り)と、好ましくない影響(臭い・異臭・悪臭) について、問題解決に取り組みます。

 

 

 

 

 

--------具体的なテーマの例---------------

・AIQSを活用したクリーク水中の残留農薬と水生生物への影響評価に関する研究

佐賀大学 農学部 環境 クリーク 安全性 農薬 上野大介佐賀は水路(クリーク)が発達しており、古くから農業用水として利用されていると共に、多様な水生生物の生息の場としても機能しています。農地では効果的な作物生産のために農薬を使用しますが、その残留農薬がクリークへ流することで水生生物に悪影響を与えていることが示唆されています。

本研究ではクリーク水中の残留農薬濃度を把握するため、GC-MSおよびLC-MSによるデータベース自動同定・定量システム(AIQS)を活用して約1000種類の農薬をスクリーニング分析することに取り組んでいます。

 

 

・AIQSを活用した自然災害時の土壌汚染迅速スクリーニング分析に関する研究

東日本大震災 佐賀大学 上野東日本大震災や熊本震災などの自然災害時には、津波堆積物やガレキなどから出る多様な化学汚染物質によって環境汚染が発生することがあります。そのような中、今後の復興政策を考案する上で、また将来におきるであろう大災害に向けた基礎情報として、「どのような汚染物質があるのか?」・「震災によって化学汚染レベルは本当に上昇したのか?」・「汚染の将来はどうなるのか?」という疑問に答えるための調査をします。

とくに自然災害のような緊急時には、迅速かつ多様な化学物質を対象とする必要があります。本研究では、GC-MSおよびLC-MSによるデータベース自動同定・定量システム(AIQS)を活用し、約1000種類の物質を対象としたスクリーニング分析を実施し、情報を提供していくことに取り組んでいます。


被災地における環境調査(2011年6月)

研究成果が新聞で紹介されました。

研究報告ホームページ:三井物産環境基金

 

・AIQSを活用した農薬による室内環境汚染に関する研究

佐賀大学 農学部 環境 シックハウス シックスクール 化学物質過敏症 上野大介
農薬は効果的な作物生産になくてはならない化学物質ですが、ヒトの健康に悪影響をあたえることもあります。一つの例として、農地や家庭で利用された農薬類が飛散し、小学校などの公共施設を汚染することが上げられます。

本研究では、GC-MSおよびLC-MSによるデータベース自動同定・定量システム(AIQS)を活用し、約1000種類の物質を対象としたスクリーニング分析を実施し、児童の取り込み経路や暴露量、体内蓄積量を調査します。学校でも実施しやすいような、取り込み量低減方法の提案を試みます。 佐賀環境フォーラム、佐賀市、理工学部、医学部などとの共同研究を進めています。

 

・GC-Oおよびデータベース分析を活用した「悪臭・異臭」の分析に関する研究

佐賀大学 農学部 環境 上野

「におい」はヒトの感覚であるため、化学分析だけでは検出できないことが多くあります。本研究では、ガスクロマトグラフィーにおい嗅ぎシステム(GC-O)と各種データベース分析の技術を活用し、「化学分析の技術」と「ヒトの感覚」を融合させることでにおい物質の解析に取り組みます。例として、食品中の異臭の特定や、生産現場(畜舎など)の悪臭と家畜のストレスの関係、匂いを指標とした生産管理や防除法の開発、などについて調査研究を進めています。

 

 

次のページ(研究テーマ:過去)

このページのトップ

前のページ(ホーム)

------------------

国立大学法人(九州地区) 
佐賀大学 農学部 生物環境科学科 (佐賀大学 大学院 農学研究科)
生物環境保全学コース 生物環境学分野 環境分析化学研究室
上野大介

〒840-8502 佐賀市本庄町1番地(本庄キャンパス)
電話:0952-28-8713(農学部総務係)

All Rights Reserved. COPYRIGHT (C) 2008, Saga University